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2024/05/19 11:10 |
凶悪犯罪における狂気の有無
日本では夜だった。ネットニュースにノルウェーで爆破事件が起こったことが知らされていた。首相府だという。物騒だなあと思いつつ、翌日明けてみると銃乱射で80人以上の死傷者が出たという。流石に表情がひきつり、ノルウェー北欧のくせに怖いな、と思った。首相府が狙われたということは政治的な争いということだし。
事件当初はイスラム系だとかテロ集団との関わりはあるのかだとか調べている、という情報が出ていた。ふたを開けてみれば反イスラム思想のキリスト教右翼ということで、欧米におけるイスラムへの偏見が透けて見えるというものだ。

それから数日、被告の理想的国は日本や韓国だといわれて、その理由はイスラム系の移民が少ないからだという。おかしいものだ。白人だって少ないはずだ。日本に言ってしまえばキリスト教信者はたしか2%だと聞いたことがある。
どっちにしろこんな事件を起こした人に理想だなんていわれるのは迷惑だ。しかもそのあと精神鑑定は日本人に頼みたいとか言い出した。一神教徒の考えが我々に理解できるのだろうか。頼まれたら真面目にやるだろうけども。

被告の発言を聞いたわけではないからわからないけども、被告はただしく「確信犯」であるだろう、と家族と話した。そうすることが正しいと確信して犯行を行う者のことである。
この手の犯人は、実に理性的で計画的である。狂気に陥ってはいない。ただ、思い込みが激しい。んじゃないかと思う。
そして、それが最も一般人からは恐ろしいことである。
狂気に陥っていない。まったく理性的な人間、・・・・は、凶悪犯罪を起こすのである。それは、文明社会をぶいぶいと謳歌している横で、まったく普通の人間が同じように事件を起こすことがあり得るということで、自分だって、その一人だということだ。
それが恐ろしいので、犯人は狂気に陥っている、とはやし立てる。
狂気に陥っていたら、とりあえず日本の法律だと心神喪失で刑に問えなくなったり、心神耗弱で罪が軽減されたりするのに。正気じゃない人の行動に、罪を問うてもしかたないって意味で。
しかし社会的影響の視点で最高刑にはなるのだろうが、精神鑑定は理性的におこなれるべきだ。
100人いる中、99人が選ばない道を選ぶといって、それは狂気ではない。
きわめて計画的な犯行な以上、精神は正常であると判断するべきだ。

とかいろいろ言ってるけど、たいして調べているわけでもないから、専門家が理性的であることに期待しよう。
少なくても、裁判は迅速に行われるべきだ。犯人に悔悛を求めるのに時間が有効であっても、真実を解き明かすには真逆であり、時間は被告の心を摩耗させる。
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2011/08/10 17:35 | Comments(0) | TrackBack() | 時事
日本とリビアと

言うまでもなく日本は震災と原発で手一杯である。
国が一丸となって救援と復興、そして原発事故の収拾に力を注ぐ時だ。
そんな中、リビアに対しての空爆が採択された。
一人の命を救うために懸命になっている横で、爆弾が落とされるというのには納得のいかないところがある。

多国籍軍の名目は、反政府派が殺されるのを防ぐためである。つまり、見る方向が違えばリビアで行われていることも、命を助けることである。リビアがアメリカが抱える第三の戦争ならば、戦争というのは常にそういった矛盾をはらんでいる。
リビアの人たちにとっては、明日の自国の行き先を決めることだから、震災で大変な国があるから自重せよ、なんてことはいうことはできない。日本が復興に向けて全力を尽くすように、リビアも明日を勝ち取るべく全力を尽くしているのだ。

さてそれに介入する側だが、日本は賛成の意を表したという。国際社会においておおむねアメリカに追従するのがスタンスといっても、この日本の立場は、本音から賛成なのか、震災に手一杯だから最大支援を行っているアメリカに逆らうことはない、ということなのかはよくわからない。
中国とロシアは棄権。反対ではあるが、拒否権を行使するほどカダフィに肩入れはするつもりはないということだろうか。
中心となっているのは、イギリスとフランスらしい。彼らには石油権益への興味と、国際的立場の復権が思惑にある、とニュースでは言っていた。
実際、アフリカに対してこの二国が武力介入するというのは、エジプトのスエズを思い出す。
第三の戦争を抱え込むのに積極的ではないアメリカは、はたしてこの後どのように動くのだろうか。

だが、我々が一刻も早く行うべきは自国の救援である。
何より原発事故の収拾がつかない限りは、復興に手がつけられないのだから。

しかし、赤十字は100%募金になる、っていうから赤十字に振り込みで義援金したわけだが、某募金なところは50%どこかに消えるってホントなの?
フィッシングにも気を付けてね!ニセモノサイト詐欺ってことね!


2011/03/26 19:25 | 時事
中山国交相の失言
あいぬ
さっそく失言の連発、というニュースがやっていたので一体何を言ったのか、言ったのは誰だ……と思いつつニュースを。丁度失言の内容をやっていました。
この三つですね。
・成田空港建設反対の闘争はごね得、戦後教育が悪かった
・日本は単一民族
・職員汚職は日本教職員組合(日教組)が原因、大分県の学力が~
一つ目と三つ目は、教養が足りなくて申し訳ありませんが、一瞬どういうことなのか即座にはわからずネットで調べることに。三つ目なんて大分県知事からじゃないのか抗議、と思ったほどです。いや申し訳ない。
しかし二つ目は聞いた途端「これはヤバイ……」と感じる失言。
これはアイヌだな……と思ったらやはりそちらから抗議が。
アイヌ民族が先住民族として政府に認められたのは記憶にも新しい最近のことです。そのニュースを見たときは、とうとうか、という思いと共に、まだ認められていなかったのか、という思いも。
インディアンしかり、アボリジニーしかり、先住民族の問題はどこの国でも難しいです。
例えば、今「我々の土地を返して欲しい」と言われても、到底不可能、というのが実情です。
どこまで認めて、なにを認めないか、というのも繊細な問題なのですが・・・。
さてアイヌです。
そういった複雑な事情を突っ込んで知らなかったとしても、まずわかりやすいことがあります。
それは、アイヌ語は国会で使用可能な言語ということ。
日本には国の言語は正式に決められてはいませんが、これってつまり、朗々とアイヌ語が国会に響いても、国会議員は頑張って聞かないといけない、ってことです。いや実際にはそうしたら通訳さんがつくんじゃないかと思いますけども。
国民の代表が選出され、議員が集い、国について議論を交わす。
その国会の場において、使用言語として認められてる、ってことはアイヌ民族が国民の代表として認められてる、ってことだと思います。
その国会議員が、まして大臣がそれを失念したような発言をした。これはまさに失言。
国が抱えた問題を解決することこそ求められている能力。
失言問題というのは、それとは違うところで進退が問われるので、困ったものです。
政治家なんて、どんなにスキャンダルにまみれたとしても国を幸せに、豊かにできればいーよと私なんかは思いますが、失言がダイレクトに新たな問題をつくると、頭が痛いものですね。

2008/09/27 09:06 | Comments(4) | TrackBack() | 時事

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