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2024/11/22 11:25 |
上杉景勝をめぐる旅

「密謀」
「上杉景勝のすべて」
「守りの名将 上杉景勝」
「北の王国」

を読みました!

というか何より真田太平記の景勝がおっとこまえすぎるってのはどゆこと。

 

・密謀
えー、密謀は、確かに大河にはできないなーと思いました。関ヶ原、って感じです。
読んだのがちょっと少し前で、印象が薄いです。

・上杉景勝のすべて
複数筆者がそれぞれ景勝の一面をクローズアップして書いているので、各人で説が違うのが残念。なんだなんだという気分になる。

・守りの名将 上杉景勝
これも印象が……。

・北の王国
初っ端から魚津についてケンカしてる主従でびっくりしました北の王国。これは面白いです。景勝が今までにない一面と、そして今までと同じ、人が良い感じが出てて良かったです。かねつぐが王佐の才をつきつめようとしている感じもよかったです。実際、秀吉とかの扱いはこんな感じで、景勝ほっぽってたのかもな、って感じでした。かねつぐがあくまで景勝を気にしてるとことかいいですね。
かねつぐが光成と兄弟の契りを結ぶんですが、後半の後追いうんぬんあたりで、きっぱり景勝に諭されるシーンで、なんだか、なるほどやはりかねつぐや光成は補佐の才であって、大将になれないタイプなんだろーなーって思いました。
あと、なるほどかねつぐのよーな自分頭いいこと自覚しているタイプの部下は、助けがいのある主君が一番理想的なんだなーと思いました。みつなりに自慢するかねつぐ。あと、助けがいあるというか、任せてくれる主君。そして責任は全部被るつもりの主君。
なるほど、上杉主従は理想的すぎる。というかかねつぐという家臣にとって、景勝と言う主人が理想的すぎる。
かねつぐとかげかつが年の近い主従と言う、まず友達っぽさが出てて良かったです。
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2009/07/19 21:47 | Comments(2) | TrackBack() | 読書感想(歴史)

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コメント

 実は小説は天地人(本とドラマ)しか見てないのですが、兼続については専門書を数冊と、景勝については詳しい人に聞いたりしました。
 まずは長尾上杉家というのは、旧勢力(体制)の室町幕府・足利政権の官職側の家なんだなぁ、という事。(兼続も地元の古文書によると、旭将軍・木曽義仲の四天王、樋口兼光の子孫)
つまり幕末における、徳川幕府側の藩(家)という事。
だから、あの下剋上・乱世の戦国時代に、北条や織田とぶつかった、という事。
これらの背景を抜きにしては、決して上杉・長尾家は語れない語ってはいけないものだと思いました。
posted by 匿名at 2009/11/16 12:53 [ コメントを修正する ]
謙信が朝廷から招かれてするっと京都に入ってたりするのは知っていましたが、なるほど官職側ですか……。北条から下克上が始まり、織田は下克上の体現ですしね。
以前確か学術文庫の上杉景勝で、謙信の長尾系を、景勝の父方の長尾系で上杉を乗っ取ることが目的みたいな方向で書いている小説がありました。
ぱっと聞いただけでは、苗字しかわからないですが、各家の背負った背景を知ると、まだまだ見えないものが見えてきそうですね。
posted by 瑞樹at 2010/02/10 08:28 [ コメントを修正する ]

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