京都に行ってまいりました。
以前伏見稲荷の話を聞いてから、ずっと赤い鳥居が山の中を続いていく光景を見てみたいと思っていたのですが、ついに行ってまいりました。
時はおりしも祇園祭、の終わりかけ。祭りをみにいくわけではないのに祭りのシーズンに行くことは愚の骨頂。
今回行ったのは
・舞妓体験
・伏見稲荷
・祇園
・鞍馬・貴船
まずは舞妓体験。予約してGO。襦袢と足袋姿となって、着物を選び、お化粧してもらって・・・・なんというか白いラバーマスクのようになりました。白塗りにするので、日ごろに合わない、と選ばない色も似あいますよ、と言われたので、いつもはあまり着ない緑など。
着付けはいくつかはやはり簡易のもの。長じゅばんと帯は着脱式でした。まあそんなもんですな。
重たいかつらをどっしりのせられ、いざ撮影へ・・・。なにしろ家族三人全員舞妓状態なので、時間がかかるのなんの。
しかし、流石プロです。絵になるポーズというものがわかっています。なるほどなあと思ったり。
傘をもったりお出かけスタイルになったり毬をもったり扇子をもったりします。
家族連れできたので、最後はそろって撮ってもらいました。父を真ん中に入れて、舞妓さん遊びのよーに撮ろうぜ!とか。
自由撮影をきゃわきゃわと撮ったのち、着物を脱いで化粧を落として・・・。次の人に、ブルネットの外国の方が!いいなー身長高い白人女性が着物着るとかっこいいよなみたいわ!と思いつつ・・・一つの懸念をもってちらちら見守る我々。
おねえさん!襦袢の向きが違う!あわせは前!
こうやって着るんですヨー。足袋はこうですヨー。うんこうなるとおもって気にしてた。
写真は綺麗に撮ってもらえてうれしかったです。
そして次は伏見稲荷へ。夕立ぽく襲われつつ・・・。ちらり・・・傘・・。いっそ和傘買って帰るか・・・。いやしかし・・・荷物になるし。
両親を先に宿に帰して、姉と一緒にお山に登ります。けっこうぜーはーなりました。
行く途中ひやしあめなど見つつ・・・帰りにのもうぜ!と進みます。
そして山頂へ・・・。お賽銭がない、と姉。ジュースを買って崩そうとする姉。え。千円はいらない?
山頂記念の手拭いを買いました。そしてポカリを買って、ぐびぐびぐびとカラにします。
書かれている文字の説明ももらいました。一行目の朝夕に、しか読めなかったのですが、「に」がわかったことでおじいさんが驚いていました。私は変体仮名かなーとしかわかりませんでしたが、逆に姉は普通のひらがなのにに読めたようです。
お参りして下山。
鳥居をくぐると・・・そこは不思議の国でした。みたいなかんじでした。
そして暗くなる前に祇園へ。花見小路はなるほど想像する祇園!という様子です。観光用の町でした。母が高台寺の近くのほうが雰囲気がある、というのでそちらのほうに歩いていきますと、高台寺にはこちらの小路、という案内が。そこをくぐると・・・・。
こ、これは・・・・まさに一見さんお断りの気配!!
表札のような、そこだけが明かりがついて人通りもなく、まして街燈もない。たまにタクシーが通り過ぎていく狭い道・・。これはいい雰囲気。
この辺はまじ一見さんおことわり。とか言い合いつつ、高台寺周辺には少しは観光客も入れるようなところはないかと進みます。あったけど・・・。予約でいっぱい。
しかたない花見小路のほうで入ろう、と戻り夕食に。
なんというか・・・・。
全体的に京都はクーラーが強くて寒かったんですが、体が冷えるんでお茶のおかわりください、と言っても全然持ってきてくれない・・・。それだけ混んでて人が足りないのか、単に話を聞く気がないのかどっちだ。
母は概ねごはんの置き方が間違ってる、とか楊枝の置き方が不作法だ、とぷんぷんしてましたが、母はたいていの店でこんなんなんで。上座に座る父から食事を出すべきなのに、とかだっていうので。高級料亭とかじゃないんだから!
なんかクーラー強いよねえ、って言ったら、姉は「節電してないからだよ」って言ってました。えっ、やるとかいってたのは「関東は緊迫感もって節電!ってなってるけど関西にはそれがないから建前で言ってるだけぽい」とか言ってました。そこのところが実際に必要あるの?と言われたりするところなのかな。
鴨川沿いを歩いて帰るとかしたいなあと思ってましたが疲れていたのでタクシーでびゅんと宿まで帰ります。
そいえば両親はつじりで並んでかき氷食べたそうです。商店街って並んでいる商品が違うだけで、どこの街も同じ感じですね。浅草を思い出しました。
さて翌日は鞍馬に向かいます。歩くつもりできてるので全員ズボンと水分なわけです。
電車で乗り継ぎつつ山の中へ。
鞍馬は駅を出た時点ですずしっ!天狗面がお出迎えです。
鞍馬から貴船のルートは入山して山道をゆきます。各所お参りしつつ進むわけです。清少納言も通った道だそうです。
途中、なんだかかっこよく祈っている声が・・・。あの人はきっと、巡礼人に違いない!各所で声をあげ数珠を鳴らしている男性、あの人についていけばきっとその様子が見れるはず・・・・。はず・・・・・。
うん、ついていけませんでした。途中で戻ってくるところをすれ違いました。くすん。
鞍馬は涼しく心が落ち着きます。しかし息はきれます。
なにか甘いものはないかねえ、という親に、残念ながらこんなに登山とは思ってなかったので飴もクッキーももってない、と・・・と・・・?
あ、あったー!
昨日帰るときおみやげに買った和菓子を持ち歩きながら歩いていたわけです。本当はお昼時とかにおやつにしようと持ってきたわけですが。鞍馬のお山で途中途中の休憩にむいたところで、葛饅頭とか食べている家族・・・それは我々でした。
お山を出るとそこは貴船です。
貴船は川ぞいに店があり、細い道を車が大渋滞。どうやらこのあたりは貴船神社にくるか、川床にくるか、なようです。
私も川床で食事をしてみたかったのですが、高かったのでやめたのですが・・・・。
激写はしたよ!
貴船の川床は川の真上に床ができるので、大変雰囲気があっていいですね。
京都は噂通り暑かったんですが、鞍馬や貴船の方は涼しかったです。
帰りに八つ橋を買って帰宅しました。やっぱり京都のお土産はこれがないとしっくりこないです。
京都に行く前に「みとこいっとこトコトコ関西」読んでったので、なにか見るたびに「東京でいうとなんなのかなー」とか考えてしまいました。
東京ばななはある思い出に基づき泣きたいほどの恩恵があるけど、東京土産に東京ばなな、とは到底おもえない。
そういったら、父は「知る人にしか知らない大学由来のお土産とかだと思うよ」と言いました。それじゃあ誰もがおみやと思わないのでは?と聞くと「それが東京土産ってものだよ」といわれました。奥深いな。
PR
トラックバック
トラックバックURL: